第十四話 無職
アラフォー無職。
Status異常でしょう、完全に。
歩くたびにビリビリ毒でやられてHPじわじわ削られるみたいな。
こんなときに身内の不幸まで重なっちゃって、
もうどうしていいかわかりませんでした。
とにかく次の仕事、次の仕事、とは思うけど
そんなタイミングよく仕事があるわけもなく。
あせっていろんなエージェントにとにかく連絡を取って、
かたっぱしからレジュメ送って。
全部落ちて。
いきなりできたフリータイム。
いくらだしても落ち続ける選考。
生活かかってるから今まで以上にシビアに感じる。
決断までそんなに時間はかかりませんでした。
決めた。
留学しよう。
今までずっとしたかったけど、きっかけがなくてできなかった。
これはきっと神様が与えてくれた
チャンスなんだ。
やりたかったこと、やろう。
幸いC社で少しの間生きていけるくらいの退職金はもらえたので、
それで、行こう。
そこからは、留学にむけた準備にひたすら没頭しました。