第十話 D社

D社に入る時点では、かなり薬の量も減っていて、
入社前健康診断でも問題なしと判断されるレベルになり、
D社での生活が始まりました。
(もちろん治療中の疾患などの項目は”なし”と答えてます)
 
入社前はC社と社風も近そうだし、
今度はマネージャーのポジションだからプロジェクトも自分で回して
ゴリゴリやっちゃうぜー。
と結構意気込んだ感じでした。
 
が、入社後、社風は前職とは全く違うということを知りました。
 
外見だけだと、社交的で明るい気さくな子 が、
実際よく知っていくと 粘着質でオタク気質な子 だったみたいな…?
 
とにかく、面接のときに感じたような前職と似た雰囲気は全然なくて、
一日目から
 
「あちゃー。やっちまったか、これ。」
 
と感じてました。。。
 
とはいえ、ポジションとしては前職よりやりやすくなっているのは確かなので、
しばらくはがんばってみよう!と思い日々過ごしてました。
 
1年たち、2年たち、
一日目に感じた違和感のようなものは薄れることはありませんでしたが、
社内のいろんなひとと仕事を進めるうちに、
仲のいいひとたちもでき、取引先とも親しくなり、
人間関係的にはとても恵まれた環境で仕事をすすめることができました。
 
結果、とても楽しい日々を過ごすことができました。
 
最終的には心療内科に行かなくても平気なところまで治り、
今にいたるまでぶり返していません!!
 
違和感を感じつつも、今思えば自分にとてもあった職場だったのかもしれないですね。
 
でも、自分の中で一日目に生まれた違和感は消えることはなく、
4年目あたりからいろんな転職エージェントに登録して、
ぽつぽつといろんな会社へレジュメを送り始めました。